学習者用デジタル教科書指導案

指導計画例 (4/8時間)

  • ICT・デジタル教科書の活用場面

めあて:人の性格などを伝える言い方を知ろう。


導入

Small Talk 人物の紹介

ALT は、実際の写真をモニターなどに映して、児童を会話に巻き込みながら話す。また、デジタル教科書の写真を提示しながら、児童が理解しやすい語句や表現を使用して話す。

This is my sister, Namie. She is a singer. She loves classical music very much. She can play the piano very well. She can play the guitar well, too. She goes to the music concert every week. She is very active and cool. I like her very much.

【全体⇔個別】

Story【(場面)学校からの帰り道】
Storyを視聴し、コミュニケーションの場面を理解し、ヒーローを紹介するための語句や表現、工夫を見つけて、確認する。

(例)
Shota: She can travel around the world. She can speak many languages.
She can speak English, Spanish, Chinese, and Japanese.
She can dance well, too……………………My hero is Ms.
Miller.
T: Who is Shota’s hero?
S: Ms. Miller!
T: That’s right. His hero is Ms. Miller. What did he say?
S: My hero is Ms. Miller.
T: Yes, she can travel …….
S: world!
T: Yes, she can travel around the world. She can……
S: speak language!
T: That’s right. She can speak many languages. She can speak….
S: English,

ICT・デジタル教科書を活用する効果
Story を視聴することで、登場人物が紹介しているヒーローのミラー先生、ダン、カズについての特徴を理解しやすくなる。

展開(1)

【全体⇔個別】

Let’s watch を視聴し、Step 2 の表現を確認し、書き込む。
Let’s listen【ニックたちの家族紹介】
・ニックたちが家族を紹介する会話から、性格やできることなどを聞き取り、デジタル教科書の表に書き込む。
・児童に「どんな人たちかな?」と質問した後で、音声を聞かせるなどの工夫をする。

T: Who is Nick’s hero?
S: Kazu.
T: Good! What can Kazuki do? Can he play baseball?
S: He can do kendama and he is smart.
T:Yes. He is smart and …….
S: Kind!
T: That’s right. He is smart and kind.

上記のように、やり取りをしながら、児童が聞きとれたことや理解したことなどについて、デジタル教科書に書き込んだ内容を確認する。この際、黒板に人物カードを貼り、視覚化すると、より理解しやすい。

学習活動・指導上の留意点
個人のペースで速度を変えたり、何度も視聴したりして行う。

展開(2)

【全体】

Let’s chant 【He is smart.】
・チャンツを使って、Step 2 の表現に慣れる。繰り返し視聴し、出てくる語句や表現を確認する。音声に慣れた語句や表現から発話の練習を行う。

A: This is my father. He is smart. He can speak English.
B: Oh, really?

◎[father] の音声の日本語「ファーザー」との違いに気づかせる。
◎やり取りで活用できるレスポンスを使うことができるようにする。

学習活動・指導上の留意点
[He is smart.] の smart や[He can speak English.]などの語句や表現を自分が思う語句や表現に置き換えて発話することができるように、気づきを与えて、自己表現活動につながるようにする。
Oh, really?などの表現を活用して、やり取りの個人練習を行うことができるようにする。

ICT・デジタル教科書を活用する効果
Let’s chant. (p.110)を視聴し、ヒーローの紹介として、友達に伝える言い方の定着を図ることができる。

【個別→グループ】

Let’s play 【カードマッチング】
・活動例を視聴し、どのように活動するのかを理解する。その後、発話の練習をデジタル教科書の単語リスト(Unit 表現・単語―性格など)を使って行い、カードマッチングを行う。

学習活動・指導上の留意点
カードマッチングで使用する語句や表現をデジタル教科書の単語リストを活用し、発音や表現を何度も練習してから、ゲームを行うようにする。
自分の考えなどを伝え合うコミュニケーション活動を行う前に、単語リストで音声を聞き、児童がヒーローの紹介に使いたい語句を見つけられるようにする。

まとめ:学習を振り返り、次時の見通しをもつ。

振り返りカードに、今日の学習と次回の学習で学びたいことなどについて記入する。

学習活動・指導上の留意点
語句や表現で気づいたことや見つけたことを書き込み、自己表現活動につなげる。