6年
Unit 4 My Summer Vacation

単元の特徴・付けたい力

単元目標:夏休みの出来事や感想を発表することができる。

本単元では、夏休みの出来事や一番の思い出について友達と語り合う活動や紹介する活動などを通して、過去を表す表現や感想を伝える表現を学ぶことを目標としている。
リリーや和希、将太の夏休みの出来事の動画を視聴し、夏休みの出来事の言い方や感想を伝える表現を知る。そして、チャンツやポインティングゲーム、カードマッチングなどを使って過去形や感想の表現を定着させる。また、「夏休み思い出インタビュー」の活動を通して、自分と同じことをした友達を見つけたり、一人一人の夏休みの過ごし方や感じ方の違いを理解したりすることができる。さらに、夏休みの一番の思い出とその体験をどう感じたかを発表したり、ポスターを作成したりすることで、自分の考えや気持ちなどを、内容を整理した上で発信できる力を育成する。

ICTの活用について

学習者用デジタル教科書を使用することで、個人のペースで各々の苦手な発話を繰り返し練習することができる。また、英語で話されていることを理解しようとする「主体的な学習」を促進することになる。

  • A:動画(Story)を視聴し、コミュニケーションの目的や場面、状況など(コミュニケーションの必然性)を理解し、興味関心を高め、語句や表現についての確認が容易にできる。
  • B:個人でデジタル教科書を繰り返し視聴することで、ネイティブ・スピーカーなどが発話する音声の確認、英語独特のリズム、音声や過去形の表現に気づくことができるよう、定着・練習することができる。
  • C:個人のペースや理解度に合わせて繰り返し視聴し、主体的に個別に確認したり、練習したりすることができる。
  • D:Let’s play や Let’s try を視聴することで、言語活動の仕方の理解を補足する。
  • E:chants や Hop は、個人で繰り返し活動を行い、基本的な表現の定着を図ることができる。
  • F:World Tour の動画で児童に異文化への気づきを与え、外国への興味関心を抱かせる。
  • G:児童が作成したポスターや発表をタブレットで録画し、それをクラス全体で視聴し感想などを共有することができる。

全時学習活動 (全8時間)

主な学習活動
デジタル教科書の活用場面
デジタル教科書の活用ポイント
デジタル教科書(指導者・学習者用)を活用する効果
1
【Hop】単元の大まかな内容をつかむ。
Story
・Story を全体で視聴して、リリー、和希、将太の 3 人で、どんな場面や出来事が話題になっているのかを予想する。

・英語の歌 「A Sailor went to Sea」 (p.58)を視聴し、夏を感じられるよう配慮する。また、go ではなく、過去を表すwent を使っていることやその違いに気づくことができるようにする。 デジタル教科書の
活用ポイント
デジタル教科書(指導者・学習者用)を活用する効果
Story でコミュニケーションの目的や場面、状況など(コミュニケーションの必然性)の理解を補足することができる。
音声の確認、英語独特のリズムや過去形の表現に気づくことができる。
Story でコミュニケーションの目的や場面、状況など(コミュニケーションの必然性)の理解を補足することができる。
音声の確認、英語独特のリズムや過去形の表現に気づくことができる。
2
【Step 1】夏休みのできごとの言い方を知る。
・「A Sailor went to Sea」(p.58)の歌を視聴し、過去を表す表現 went の音声に慣れ親しむようにする。
Let’s watch や Let’s Listen など、教科書の設問を中心に聞き取る活動を行う。
Let’s watch:リリーが行った場所としたことを選ぶ。

Let’s Listen:ニックとアーシャが行った場所としたことを選ぶ。
Story で、リリー、和希、将太の3人が行った場所やしたことを指し示しながら視聴する。
デジタル教科書の
活用ポイント
デジタル教科書(指導者・学習者用)を活用する効果
コミュニケーションの目的や場面、状況など(コミュニケーションの必然性)を理解し、この単元で活用できる語彙や表現についての確認が容易にできる。

  • Summer festival, hiking など必要な単語や過去を表す表現を何度も聞き、音声と文字に慣れ親しむ。
  • 発音やリズム、イントネーション、語と語の連などによる音の変化、表現をモデルとし、児童の発話の練習につなげる。
コミュニケーションの目的や場面、状況など(コミュニケーションの必然性)を理解し、この単元で活用できる語彙や表現についての確認が容易にできる。 Summer festival, hiking など必要な単語や過去を表す表現を何度も聞き、音声と文字に慣れ親しむ。
発音やリズム、イントネーション、語と語の連などによる音の変化、表現をモデルとし、児童の発話の練習につなげる。
3
【Step 1】夏休みのできごとをたずね合う。
Hop を活用したポインティングゲームや Let’s chants (「I went to the mountains.」 p.52)で、単語や過去を表す表現の定着を図る。
Let’s play や Let’s try を視聴し、内容を整理して話すことの大切さに気づかせながら、夏休みの思い出をたずね合う活動をする。
デジタル教科書の
活用ポイント
  • 気づいたことを書き込むようにする。さらに、グループやペアで、「たずね合う」時のより良い表現や工夫を意見交流することに活用する。
  • うまく発話できない箇所を、ペアで確認し、各々の苦手な発話を繰り返し練習する。また、ペアの一人が発話し、もう一人がジャッジをするなど、コミュニケーション練習にも活用する。
気づいたことを書き込むようにする。さらに、グループやペアで、「たずね合う」時のより良い表現や工夫を意見交流することに活用する。 うまく発話できない箇所を、ペアで確認し、各々の苦手な発話を繰り返し練習する。また、ペアの一人が発話し、もう一人がジャッジをするなど、コミュニケーション練習にも活用する。
4
【Step 2】夏休みのできごとの感想を伝える言い方を知る。
Story を視聴して、リリーや和希が行った場所やしたこと、感想(It was fun. It was difficult. But it was fun.)を伝える言い方を知る。
Let’s watch や Let’s Listen など、教科書の設問を中心に聞き取る活動を行う。
Let’s chant. 「It was great.」を視聴し、感想の語彙や表現を理解する。
デジタル教科書の
活用ポイント
デジタル教科書(指導者・学習者用)を活用する効果
Let’s watch で、デジタル教科書の発音や表現をモデルに、自分が発話する時に活用できる語句や表現などを確認し、書き込みをすることができる。
・発表に向けて、各々の苦手な発話を繰り返し練習する。
Let’s watch で、デジタル教科書の発音や表現をモデルに、自分が発話する時に活用できる語句や表現などを確認し、書き込みをすることができる。 発表に向けて、各々の苦手な発話を繰り返し練習する。
主な学習活動
デジタル教科書の活用場面
デジタル教科書の活用ポイント
デジタル教科書(指導者・学習者用)を活用する効果
5
【Step 2】夏休みのできごとの感想をたずね合う。
Let’s chant. 「It was great.」を視聴して、感想をたずね、伝える言い方の定着を図る。伝える言い方の[ It was great. ] の great を自分の感想に置き換えて発話するなど、自己表現活動につなげる。
Let’s play(カードマッチング)や Let’s try(夏休みの思い出インタビュー)の活動を視聴し、友達に夏休みのできごととその感想についてインタビューをする。
デジタル教科書の
活用ポイント
  • わからない語句や表現を確認する。また、より良いインタビューとするために、気づいたことを書き込むようにする。
わからない語句や表現を確認する。また、より良いインタビューとするために、気づいたことを書き込むようにする。
6
【Jump!】夏休みのいちばんの思い出と、その感想について考える。
World Tour を視聴し、世界の友達と自分の夏休みの過ごし方と比較する。
Let’s chant.で、いちばんの思い出と感想について考えるために必要な語句や表現の復習をする。
Let’s listen and read を視聴しながら、聞き取る活動と文字を読む活動を行い、適切なポスターの写真を選ぶ。
デジタル教科書の
活用ポイント
  • 各々の苦手な発話を繰り返し練習し、定着を図るようにする。
  • 児童が発表したい「夏休みの思い出」について、教科書に出てくる語句や表現などを活用する。
デジタル教科書(指導者・学習者用)を活用する効果
デジタル教科書をモデルに、ポスター作成に向けて、自分が発表したい「夏休みの思い出」の内容や工夫することなどについて、書き込むことができる。
自分が発表したいことを書き込むことで、「思考力・判断力・ 表現力」の育成を図る。
各々の苦手な発話を繰り返し練習し、定着を図るようにする。 児童が発表したい「夏休みの思い出」について、教科書に出てくる語句や表現などを活用する。 デジタル教科書をモデルに、ポスター作成に向けて、自分が発表したい「夏休みの思い出」の内容や工夫することなどについて、書き込むことができる。
自分が発表したいことを書き込むことで、「思考力・判断力・ 表現力」の育成を図る。
7
【Jump!】夏休みのいちばんの思い出と感想を発表する。
・児童が自分のいちばんの思い出と感想について作成したポスターや発表をタブレットで録画する。 デジタル教科書の
活用ポイント
  • 相手にうまく伝えることができるよう、発表を工夫して、グループやペアで話し合うことができるようにする。
デジタル教科書(指導者・学習者用)を活用する効果
You can do it! の活動例を視聴し、発表の仕方について大切なことについて気づかせ、それを書き込むことができる。
相手にうまく伝えることができるよう、発表を工夫して、グループやペアで話し合うことができるようにする。 You can do it! の活動例を視聴し、発表の仕方について大切なことについて気づかせ、それを書き込むことができる。
8
【Jump!】友達の夏休みのいちばんの思い出と感想を読む。
・友達が投稿した動画をクラスで視聴し合い、感想を伝え合う。 デジタル教科書の
活用ポイント
  • Story を視聴して、これまでの復習をする。
Story を視聴して、これまでの復習をする。