学習者用デジタル教科書指導案

指導計画例 (10/11時間)

  • 学習活動・指導上の留意点
  • ICT・デジタル教科書の活用場面

導入:前時までをふり返り、本時の学習のめあてをつかむ。

ごんと兵十の気持ちの変化についてまとめ、詳しく読んでわかったことなどをもとに、初発の感想と比べてもう一度感想を書いて伝え合う。

展開【1】:
本文を読み、内容を確認する。

1第6場面のごんと兵十の気持ちを確認する。

デジタル教科書で第6場面に書き込んだ「ふせん」の内容を確認する。

先生の感想
6時間分の蓄積があるので、それぞれの「ふせん」の内容が最初に比べるととても充実していた。

2第6場面の最後の文章「兵十は、火縄じゅうをばたりと取り落としました。青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。」という叙述をもとに、込められた意味を考える。

デジタル教科書のごんの気持ちが表れている文章に線を引き、どのような気持ちが表れているか「ふせん」に書く。

児童の反応
なぜ「青いけむり」なのかということに着目し、これまで考えてきたごんや兵十の気持ちをもとに意見を出している。

先生の感想
けむりは普通は白いのに、なぜ青という色を使ったのかということを話し合ってほしかったので、そこについてよく考えていた。
やはり、これまで読み取りをしっかりしてきたことがよかったのだと思った

展開【2】:
初発の感想と比べてもう一度感想を書く。

3詳しく読んでわかったことなどをもとに、
初発の感想と比べてもう一度感想を書く。

デジタル教科書や、自分が書いた初発の感想を読み返して、「ごんぎつね」を読んで感じたことを中心に感想をまとめる。

4書いた日記をグループごとに共有する。

児童の反応
デジタル教科書で「ふせん」にまとめたことを読み返したり、ノートに書いた初発の感想を読み返したりして感想を書いている。

先生の感想
最初はごんの視点でしか書いていない児童が多かったが、どちらの気持ちもしっかり読み取ってきたので、兵十のことを考えたり、第三者的に俯瞰して物語を読んだりして感想をまとめていた。

まとめ:学習を振り返り、次時の見通しをもつ。

先生の感想
ずっと叙述をもとにごんや兵十の気持ちを考えてきたことで、これまで以上に物語を深く読むことができた。
デジタル教科書を活用することにより、全文読みがとても楽だった。