学習者用デジタル教科書指導案

指導計画例 (4/7時間)

  • 学習活動・指導上の留意点
  • ICT・デジタル教科書の活用場面

導入:前時の学習を振り返り、本時の学習課題をつくる

それぞれのまとまりの内容を振り返り、事実と筆者の意見を整理する学習課題をつくる。

展開【1】:
本文を読み、事実と筆者の意見に印をつける。

1本文を読む。

事実と意見を見付けるという意識ももたせた上で、本文を読む。

2「事実」と「筆者の考え」の「スタンプ」を付ける。

事実には「事実」、筆者の意見には「筆者の考え」の「スタンプ」を貼り付ける。

マーカーを引いたり、他の方法で印を付けたりすることも認める。

児童の反応
「スタンプ」を効果的に活用し、本文中に印を付けていた。
「スタンプ」だけでなく、マーカーを引くなど別な方法で印を付けている子どももいた。

先生の感想
「抜き出す」となると、書き出す量が増えたり、行数などで示し、よく分からなくなったりしがちである。しかし、「スタンプ」であれば、本文中に直接自分の考えを示すことができるので、友達と考えを共有する際、自分の考えを伝えやすくなる(見せる場所がはっきり分かる)。

展開【2】:
事実を整理し、それに対応する筆者の意見を抜き出す。

3事実と筆者の意見を「マイ黒板」に抜き出す。

「マイ黒板」に文章構成表を作る。

一つ目の事例は、全体で確認し、その後、自力解決を目指す。

児童の反応
直線が簡単に引けるので、文章構成表もあっという間に作り上げることができた。
本文は、なぞるだけで抜き出すことができるため、「抜き出す」 「推敲」「修正」のプロセスを繰り返して、自分の考えを形成していた。

先生の感想
なぞるだけで抜き出すことができるので、書く量が減り、思考することに時間を割くことができる。
書くことが苦手な子どもや国語の学習が苦手な子どもも、意欲的に課題に取り組むことができる。

展開【3】:
筆者の意見に関する効果について話し合う。

4表現に関して、筆者の意見の効果について話し合う。

隣の席や近くの友達と交流することを促す。

自分の考えをロイロノートなどにまとめる。

まとめ:学習を振り返り、次時の見通しをもつ。

先生の感想
子どもたちは、本文中から事実と筆者の考えを抜き出して、「マイ黒板」上に整理できた。