学習者用デジタル教科書指導案

指導計画例 (2/4時間)

  • 学習活動・指導上の留意点
  • ICT・デジタル教科書の活用場面

導入:前時の学習を振り返り、本時の学習課題をつかむ。

登場人物について確認する。
学習課題を提示し、本時の学習の見通しをもたせる。

「僕」や家族は、「ぐうちゃん」のことをどう思っているのだろう?
(人物像や心情を読み取るには、どのような表現に注目すればよいのか。)

展開【1】:場面1を読み、「ぐうちゃん」に対する家族の気持ちを考える。

1本文を読み、人物像や心情が分かる表現を抜き出す。

朗読機能で音声を聞く。
「ぐうちゃん」の人物像が分かる表現に赤線を引く。
「僕」「母」「父」の「ぐうちゃん」に対する気持ちが分かる表現を「マイ黒板」に抜き出し、整理する。

どんな表現に着目すればよいか考えさせる。
操作や学習内容が分からず手が止まっている生徒を支援する。

生徒の反応
何度も読み返し、集中して線を引いている。
人物ごとに色分けするなど、工夫してまとめている。

先生の感想
簡単な操作で文を抜き出せるので、書くことが苦手な生徒でも抵抗なく学習に取り組むことができる。

2抜き出した表現をもとに、登場人物の人物像や関係を整理する。

カードや「ふせん」、矢印等を用いて人物相関図を作成する。

生徒の実態に合わせて、教師が作成した見本を提示する。

生徒の反応
様々なカードを並べたり消したりながら、納得のいくまで試行錯誤している。

先生の感想
登場人物のイラストがあるので、関係を視覚的に捉えられる。「感情」のカードも表情や色分けによってイメージがしやすい。

展開【2】:作成した人物相関図を交流し、登場人物の関係性を理解する。

3グループで人物相関図を交流する。

作成した人物相関図をロイロノートで共有し、意見を交流する。

他者の意見でよいと思ったものを「ふせん」で書き足させる。

生徒の反応
他者の作った人物相関図に驚いたり感心したりしている。

先生の感想
生徒によってまとめ方が異なり、考え方を広げられる。

まとめ:学習を振り返り、次時の見通しをもつ。

1全体で、どのような表現に注目すればよかったかを確認する。

登場人物の言葉や行動に注目することで、人物像や心情を読み取れることを確認する。

先生の感想
「マイ黒板」を活用することで、登場人物の言葉や行動に注目すれば人物象や心情を読み取れることに気づいていた。

2次時は「僕」の言葉や行動に注目し、「ぐうちゃん」に対する心情の変化について考えていくことを確認する。

視点に沿った振り返り表の記入(ノート)で、本時の学びを整理し、説明文を読む面白さ、楽しさを実感させたい。