学習者用デジタル教科書指導案

指導計画例 (8/12時間)

  • 学習活動・指導上の留意点
  • ICT・デジタル教科書の活用場面

導入:がまくんからの質問

学習の見通しをもつ。
・登場人物2人の会話文から、前時までとの違いを確認し、本時の課題をもつ。
・がまくんが、初めてかえるくんの行動に疑問を感じていることに気づかせたい。

児童の反応
前の場面までは、かえるくんの問いかけにがまくんが答える会話が多かったが、がまくんが初めてかえるくんに質問している。
どんな会話になっているのか、早く抜き出してみたい。

先生の感想
「マイ黒板」の機能をいかして学習を進めることで、学習への意欲を高めることができた。

展開【1】:お手紙の内容

登場人物2人の会話文を切り取り、その時の心情を考える。
友達と考えを伝え合う。
・「マイ黒板」の内容を友達と交流し合うことによって、より深い学びができるようにする。
お手紙の内容について考える。
友達と考えを伝え合う。
・マイ黒板の内容を友達と交流し合うことによって、より深い学びができるようにする。

「マイ黒板」に心情ラインを引く。登場人物2人の会話文を切り取り、心情ラインの上または下に配置する。その際、その判断の根拠とした語句に線を引く。
お手紙の内容を切り取って、がまくんの気持ちを変えた言葉に線を引く。

児童の反応
がまくんの気持ちが、だんだん上に向かっていった。
かえるくんのお手紙作戦のおかげで、がまくんの気持ちが明るくなったのではないか。
全部の言葉(文)がいい。
「親友」は「友達」よりも強い意味のある言葉だと思う。

先生の感想
4回目の作業なので、児童は手順を把握し、スムーズに活動に入ることができた。
ラインを一本引くことで、がまくんの心情の変容が可視化され、音読劇にも生かすことができそうだ。
お手紙の内容を抜き出すことによって、言葉一つ一つがもつ意味に集中できた。

展開【2】:登場人物2人の気持ちの変容

P14~15 の挿絵と P22~23 の挿絵を比べて、登場人物2人の気持ちの変化について考える。
・顔の表情や足先、手などに着目させる。
友達と考えを伝え合う。
・「マイ黒板」の内容を友達と交流し合うことによって、より深い学びができるようにする。

挿絵を「マイ黒板」に切り取り、比較しやすいように上下に並べる。

児童の反応
表情がにっこりになった。肩を組んでいるところが親友だと思う。

先生の感想
挿絵を比較することによって、気持ちの変化が分かりやすくなった。

まとめ:学習を振り返り、次時の見通しをもつ。

本時で学習したことをもとに、役割音読をする。
本時を振り返りながら、音読するときの口調を工夫するようにする。
次時の見通しをもつ。
・次時は、音読劇で音読したい場面を決めて練習することを伝え、意欲を継続できるようにしたい。

「マイ黒板」を見ることによって、登場人物2人の気持ちを想像しながら読むことができるようにする。

児童の反応
本文と「マイ黒板」の両方をしっかり見ながら、音読している。

先生の感想
前時までのがまくんの口調とは違った音読を聞くことができた。
かえるくんの口調は、一層優しく心に響くような音読であった。
次時は、各場面の音読練習をしたいという希望があり、学習への意欲を感じた