学習者用デジタル教科書指導案

指導計画例
(9~10/15時間)

  • 学習活動・指導上の留意点
  • ICT・デジタル教科書の活用場面

導入:前時の振り返り

デジタル教科書の「ワーク」〈文章の組み立てをたしかめましょう。〉を見直し、「まず」「次に」「さらに」という、例の順序が分かる言葉を使うことに触れ、分かりやすい説明の仕方について想起させる。

「ワーク」の例文「上田さんの文章」を見直しながら、前時の学習を想起させることにより、本時の活動で大切なことを押さえさせる。

児童の反応
デジタル教科書やノートを見直し、順序を表す言葉やその他に気づいた分かりやすくする工夫について思い出し、自分が説明する文章を書くときに使おうとする意欲をもった。

先生の感想
付箋で隠されているところに「おいしく食べるくふう・食品のれい(一つ目)」と分かりやすく表示されているので、工夫と調理法についてまとめることが明確化され、作業させやすい。

展開【1】:本時のめあてをつかみ、調べたことをデジタル教科書に書き込む。

めあて「調べたい材料をえらび、どんな食品にすがたをかえているか調べよう。」をつかむ。準備しておいた関連する図書を読んで、自分がどの食材について調べるかを決める。
決めた食材について、デジタル教科書の図を見せて、調べたことを整理する方法を確かめさせる。

「ワーク」〈調べたことを整理しましょう。(図)〉を表示し、中央に「材料」、そして「くふう」「食品」を線でつなぐようにする。机間指導を行い、個別に問いかけをしたり、参考図書を読むように促したりして思考させ、図の作成を支援する。

児童の反応
参考図書を見ながら、自分がどの材料について説明する文章を書くのか、じっくりと考えた。教科書 P51に「米」「麦」「とうもろこし」「牛乳」「魚」「いも」の材料が紹介されているので、その中から書いてよいことをアドバイスすると、「〇〇で書いてみたい」と自分で見通しをもつことができた。
デジタル教科書にアイディアマップを描くことで、楽しみながら図を作成して、考えたことを整理することができた。
参考図書の情報から、「おいしく食べるくふう」は何かを正しく抜き書きすること、工夫によってできる「食品」を見つけることなどを、読み取る時間に個人差があり、個別に支援する必要があった。

先生の感想
デジタル教科書でカードの付け足し方や字の入力の仕方、拡大・縮小の仕方等に関して、支援が必要であった。

展開【2】:調べたことをデジタル教科書上の表に整理してまとめる。

自分の選んだ材料で、図を作成した内容について、表に整理することにより、分かったことを可視化する。さらに知りたいことや疑問があれば、他の本やインターネット等で調べる。

「ワーク」〈調べたことを整理しましょう。(表)〉に「おいしく食べるくふう」と「食品」をまとめることにより、集めた材料を比較・分類して整理させる。

児童の反応
図や表を使って整理すると、目で見て分かりやすい。デジタル教科書なので、間違いも訂正しやすい。他の本や家の人に聞くなど、もっと調べたいと思った。デジタル教科書に、いろいろ書き込んでいた。

先生の感想
教科書本文「すがたをかえる大豆」を読み直しながら、「中」の部分の調べを行った。大事な部分「おいしく食べるくふう」「食品」を正確に抜き書きする練習になった。デジタル教科書の操作は、 試行錯誤しながら行っていた。操作や調べ方などで、教え合う姿が見られた。

まとめ:本時の学習を振り返り、次時の見通しをもつ。

調べ方や調べて分かったことについて、考えたこと・大切だと思ったことをノートにまとめる。
次時は、文章の組み立てや例の書き方を考え、下書きをすることを知る。

児童の反応
デジタル教科書で、調べたことをまとめた図や表を見直しながら、自分が調べて分かったこと・考えたことをノートに書いた。

先生の感想
デジタル教科書への書き込みとノートへのまとめを使い分けして、学習していた。