学習者用デジタル教科書指導案

指導計画例 (2/10時間)

  • 学習活動・指導上の留意点
  • ICT・デジタル教科書の活用場面

導入:前時を振り返り、本時の学習のめあてをつかむ。

前時、宿題、さらに本時前半で文章を読み、後半に初発の感想を書くという学習の流れを理解する。

展開【1】:
本文の内容を読む。

1本文を読む。

本文へ書き込みながら、文章を読む。

デジタル教科書の書き込み機能を使いながら本文を読む。

児童の反応
しーんとした空気の中、黙々と本文へ書き込みながら読み進めていた。
児童によっては、ノートにメモを取ったり、本文の余白へ自分の考えをメモしたりしながら進めていた。

先生の感想
書いたり消したりが容易な点、書き込みの自由度(線、枠、付箋等)が高い点などのデジタル教科書の利点が没入感をもたらしているのではないかと考えられる。

2書き込んだ線を友達と共有しながら読み深める。

興味関心をもった言葉に印をつけるように助言したり、友達の引いている線の意味を考えさせたりすることで、書き込みの進まない児童が学習イメージをもてるようにする。

デジタル教科書の書き込み機能を使いながら本文を読む。

児童の反応
一人では読み進められない児童や友達と相談しながら進める児童など、授業が進むにつれ、学びの多様性が出てきた。

先生の感想
学びが多様になるからこそ、一人一人に合わせた支援が必要となる。
一人で読み進められない場合は、読み進めるきっかけを与えたり、友達と協働できるようにしたりすることで対応していく。
デジタルコンテンツやインターネット検索も時折織り交ぜてよいこととした。
知的好奇心に蓋をしないことを心がけることもまた重要である。

展開【2】:
自分の感想をもつ。

3初発の感想を書き、テキストマイニングにかけ、ロイロノートにアップロードする。

デジタル教科書の本文や自分が線を引いた部分、写真や挿絵を見返しながら、初発の感想を書く。
初発の感想をテキストマイニングにかける。
テキストマイニングの結果をロイロノートで共有する。

児童の反応
タイピングの音だけが教室に響き渡ること 15 分。ほとんどの児童は作文用紙 2 枚以上の文量を書き切った。

先生の感想
とめどなく書くことが溢れ出る子どもたちの姿をイメージしながら、読みの時間を充実させることが肝要である。また、日常的なタイピングの訓練は必要である。

まとめ:学習を振り返り、次時の見通しをもつ。

本時の学びを振り返り、次回のめあてを確認する。

ロイロノートに共有された初発の感想やテキストマイニングの結果をもとに感想を伝え合う。