6年
狂言 柿山伏

横浜市立荏子田小学校
藤原 秀之

指導計画例(❸/5時間)を開く

単元の目標

  • 親しみやすい古典芸能の文章を音読するなどして、言葉の響きやリズムに親しむことができる。(知(3)ア)
  • 古典について解釈した文章を読んだり作品の内容の大体を知ったりすることを通して、昔の人のものの見方や感じ方を知ることができる。(知(3)イ)
  • 人物像や物語などの全体像を具体的に想像したり、表現の効果を考えたりすることができる。(思C(1)エ)

単元の特徴・付けたい力

本単元は、狂言を通じて知ることができる、昔と現代の人のものの見方・考え方の共通点・相違点について気づくことである。
また、役割を決めて音読をすることを通して、古典芸能の言葉の響きやリズムに親しむことである。

ICTの活用について

デジタル教科書を用いて、音読の工夫の仕方を記入させることにした。例えば、はやく、ゆっくりの「スタンプ」、表情の「スタンプ」、どんな様子かをタッチペンで書き込むようにした。このように音読の工夫をしていくことにより、役割を決めて楽しんで音読劇にのぞめるようにした。また、ロイロノートの動画撮影を使用することで、グループごとに納得のいくまで繰り返し行うことができるようにした。さらに、動画を共有することで、他のグループの発表をいつでも見ることができるようにした。調子のよい言い回しや狂言に特有の表現にも気づかせたい。

全時学習活動 (全5時間)

主な学習活動
1 こども狂言「柿山伏」を視聴し、初発の感想を伝え合う。
「狂言を楽しみ、音読をしよう」という学習課題を設定し、学習課題を立てる。こども狂言「柿山伏」
2 文章の構成を理解し、大まかな内容を確かめる(伝える)NHK for school
おはなしの国クラシック「柿山伏」
3 表現の特色に着目して「柿山伏」のおもしろさはどこにあるのか考え、話し合う。
狂言の特色を意識しながらペアで役割を決めて音読をする
4 「『柿山伏』について」を読み、狂言が伝えようとしていることや
昔の人のものの見方・感じ方について考えたことを話し合う。
表現の特色に着目して「柿山伏」のおもしろさはどこにあるのか考え、話し合う。
ペアどうしで音読劇の練習をする。
5 ペアどうしで音読劇の練習をする。学習してきたことを振り返る・学んだことを確かめ合う。「ロイロノート」
(動画撮影)